『統計学大百科事典』はちょいダメかも。
ダメというのは内容ではなく構成というか編集が。
『数学大百科事典』と似たような感じなのを期待すると戸惑うやも(´_ゝ`)
おそらく編集者は統計学とかまったく分からんまま作業したんだろうなぁという印象。
共分散の説明がまったくないままいきなりCov[X,Y]とか飛び出してくる。
統計学を一通り知ってること前提なのが、『数学大百科事典』との最大の違い。
編集が「分かってねぇなぁ」と思う最大の箇所は表紙。
ベイズ統計の表記が「ペイズ」になってる。
表紙でそれはヤバイやろ。
誰もチェックしなかったんかい(´_ゝ`)
内容としては網羅的になっているので、辞書みたいに使えるし便利だと思う。
でも「統計学を一通り勉強したいな」と思う人にはいきなり勧めることはできない。
少なくとも正規分布とガウス積分の関係が分かってるくらいじゃないと厳しいかも。
重積分もいっぱい出てくるしね。
とりあえず今年統計検定2級、来年準1級受けるつもりなので、しばらくお世話になるかと。