ねいしょんふぇいる

『国家はなぜ衰退するのか』をようやく読み終えた(´_ゝ`)

上下巻、それなりに読み応えはあったが、面白かった。

ジャレド・ダイアモンドが提唱する、文明の発達は地理的要因に依存するという説を真っ向否定し、あくまで政治制度が決定的な要因を果たすという説を述べてる。

個人的にはジャレド・ダイアモンドは好きだが、この本の著者のダロン・アセモグルの説もかなりの説得力がある。

まあ、ダロン・アセモグルもエコノミスト誌かなんかで、「国民が健康なほど、GDPは下がる」みたいな説を批判されてたけど。
でも日本は当てはまってるよね(´_ゝ`)

中国の今の発展の発端を鄧小平に帰する点でも、俺の意見と合ってるので読みやすかった。
毛沢東をこき下ろすところも含めて。

ただ中国に関しては、いい意味で著者の説が裏切られそう。
習近平はマジで有能だからなぁ(´_ゝ`)

これを読むと、いかに権力の集中がアブナイのかが良く分かる。
たかが1票といえど、選挙には絶対行くべきだね。

実質的に権力を分散させることができる政治行動は、一般国民にとっては投票しかないわけだし。

何もしないという白紙委任はマジで危険やで(´_ゝ`)

とりあえずジャレド・ダイアモンドの『危機と人類』を買ってあるので、次はこれあたりを読もうかな(´_ゝ`)