2003年に出された本の文庫化されたものだが、その文庫版も2007年の発刊。
これ以降も夏王朝については大した話が聞こえてきてはいないので、なかなか研究が進んでいないんだろう。
遺跡発掘にせよ古典籍研究にせよ、資料が少なすぎるのが問題だし仕方ないか。
それでも伝説と思われていた王朝のことが、意外なところまで分かっていたのは驚きだった。
個人的には、夏王朝の後半14世代と、殷王朝の前半14世代を同一視する説は面白かった。
そのうち炭素年代測定みたいに画期的な技術が発明されたりすれば、いろいろ分かってきたりするかもね。
簡単なことじゃないと思うけど。