どみにくっく

『クーリエ:最高機密の運び屋』を視た(´_ゝ`)

ベネディクト・カンバーバッチの演技力がとにかくすごい。

というか実際にあった話をもとにしてるので、ストーリーそのものは退屈なものなので、彼の演技力だけで持っているような作品。

もちろんストーリーは淡々としつつも作品じたいのクオリティは高い。

この時代の「諜報」というものの稚拙さというか、MI6やCIAがいざという時には守ってくれない可能性が間接的に描かれていて、その「危うさ」が緊張感をうまく演出できててすごくいい。

あとちょっとネタバレになるけど、カンバーバッチが演じる主人公が、世界平和とか正義とかよりも、だんだんと個人的な友情で行動し始めるのも人間臭くて素晴らしい。

今はもっと諜報活動は高度になってるだろうから、今後の駆け引きの面でも表に出せるものはだいぶ少なくなってるだろうけど、冷戦後のこういう話も語られるようになるといいなぁ(´_ゝ`)