じゅうよく

『易学 成立と展開』という本を読んだ(´_ゝ`)
講談社学術文庫の中国史のシリーズを読んでるので、そのついでというか。

いわゆる占いのハウツー本ではなく、文字通り易経がどう成立していったかを概観している書。

もともと非論理的なものに、無理やり論理的な解釈をくっつけていったので、矛盾や不完全な部分が多分にあるのが易なわけだが、それを各時代の俊英たちがどう乗り越えていったのかが詳しく書かれていて面白い。

一見すると難解でもっともらしいため、易経は時代の流れのなかで磨かれていったものという印章があったが、意外と牽強付会なところも多く、その理由も理解できた。

んでもっていまだその矛盾やら不完全さが克服されてもいない。

そもそも占いだから解決されるわけもないわけだが。

ちなみに三国志ファンにはおなじみの虞翻や管輅とかの名前が出てくるのも面白かった。