『共食いの博物誌』を読んだ(´_ゝ`)
煽情的なタイトルだが、内容もカニバリズムについて詳しく書かれている。
面白いのが、著者が動物学者のため人間のカニバリズムに限らず広い範囲を扱ってる点だ。
子供のころ、テレビで魚が自分の子供たち(稚魚)を口に入れているのを視て、「間違って食べちゃったりしないのかな?」と思っていたが…食べてたんだね。
長年の疑問が解決したわ(´_ゝ`)
あとカマキリのメスが、交尾中にオスを食べちゃうというのも、実は珍しいケースだというのを知って驚いた。
んでこうした動物界のカニバリズムと人間界のカニバリズムで共通するのが、環境要因だ。
著者は最後の方で温暖化や砂漠化で食料問題が深刻化していけば、映画『ソイレント・グリーン』のように人が人を食す未来が来ないとも限らないと警鐘を鳴らす。
また、クロイツフェルト・ヤコブ病などの病気が、発症まで50年かかることもあるため、1970年代にイギリス産牛肉を食べた人たちのなかでそうした症状が現れる可能性があることが書かれていて戦慄した。
やべー(´_ゝ`)
そのほか馴染み深いエピソードとして、ハルパゴスさんの話とか中国の食人文化にも触れてる。
劉備の話も出るかと思いきや、それはなかった。
吉川三国志を読んだとき、小説にも関わらず吉川英治が注釈を入れてて、「ここは中国人のあいだでは美談として語られている」とあって驚いた記憶がある。
この辺については、桑原 隲蔵先生の『支那人間に於ける食人肉の風習』の方が詳しいかもしれない。
まあ、カニバリズムは文化的にもタブー視されている問題なので、読む人を選ぶかもだけど、俺的には面白かったかな(´_ゝ`)