たうせち

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだ(´_ゝ`)
めっちゃ面白ぇぇえ!

著者のアンディ・ウィアー は映画『オデッセイ』の原作である『火星の人』の作者だと聞いて読み始めた。

ぶっちゃけていうと、その紹介のときに結末まで話されてたので、ネタバレされた状態で読んだわけだが、それでも面白かった。

ネタバレがなかったらどれだけ面白かったのかはもはや知るべくもないが、教えてもらわなかったら読むこともなかったのでこれ以上は語るまい(´_ゝ`)

ストーリーそのものの面白さもさることながら、SF作品として科学的なディティールも凝っていて素晴らしい。

主人公の性格が、科学者っぽい部分と素の部分が混在していて、理系だったら親近感沸く場面も多いのではと思う。

逆に文系の人たちって純粋に楽しむことができるのだろうか?

あるシーンで、主人公は実験によって自分の説が間違っていたことを発見するわけだけど、理系の人間はこうした間違いを素直に認める。
認める以外の選択肢はない。

でも文系の人は間違いを認めないどころか、自説にさらに固執するようになる(フィリップ・テトロックの『超予測力』などを参照)。

そういったタイプの人たちにとって、主人公の考えや行動は共感できるものなのだろうか。
文系の人でこの作品を読んだ人の意見が聞きたいなぁ(´_ゝ`)

そもそも文系の人がSF作品を読むのかどうかわからんけど。

ライアン・ゴズリング主演で映画化も決まってるとかいう話なので、それも楽しみ。