『経済学はどのように世界を歪めたのか』を読んだ(´_ゝ`)
これは面白い。
経済学者とかジャーナリストとかじゃなくて、日興証券のチーフ金利ストラテジストという、実務のスペシャリストが書いている点が他とは違う。
なので学問的な意味での経済学の本とは少し趣が異なる。
普段から「金利」を仕事にしている人の目線と、外側からの目線だと見えているものが違うんだろうな。
経済学者と実際の現場で「金利」の意味が違うというのは面白い視点。
金融の世界にいる人からみると、政治家が外側から適当なことを言って、メディアが無責任に発信しているのとかは滑稽でしかなんじゃないかと思う。
経済ポピュリズムという言葉で批判してるしね(´_ゝ`)
日銀に批判の矛先が向いてしまうことにも同情的ではある。
ちなみに出版は2019年で、この時点でも植田和男さんについて触れてるが、2023年に彼が日銀総裁になることを知っていたら変わっただろうか。
本書の終わりのほうにはAIや脳科学なんかについても触れているが、これは蛇足だったかな。
まあ書かれた年を考えると仕方ないかもしれんが、まさか生成AIがその後すごい勢いで世界を席巻するとは誰も思うまい。
あとコロナ禍以前、以後でも世界の状況は変わってきてるし、5~6年前と今では経済学の潮流も少し変わってきてるかも。
同じ著者の『政府債務』はそのあたりも考慮に入れられてるのかな?
やたらに評価も高いので、いつか機会があったら読もうと思う。