昨日NHKスペシャルでポアンカレ予想を解いたペレルマン博士の特集やってたので観てました。
TV向けに随分優しく解説してましたけど、実際トポロジーの未解決問題は驚くほど多いしそのどれもが難しいんですよね。
志賀先生もコホモロジーの計算をする時には参考書見ないと解けないって言ってたし。
そんな突っ込んだ内容ではなくペレルマンがフィールズ賞の受賞拒否及び失踪した真相を辿るとかそういう感じのドキュメンタリー。
天才に生まれても必ずしも幸せにはなれない典型ですな。
ちなみにポアンカレ予想については、はるか昔ブルーバックスから出てる『ポアンカレの贈り物』という本を読んだだけです。あまり面白くないので読まなくてよし。
小説仕立てになっている科学書って基本的につまらないよね。唯一読んでて面白かったのは講談社現代新書から出てる『無限論の教室』ですが、内容的には数学よりも哲学に偏ってる上に集合論について解釈が微妙なので特にお勧めしません。
お勧めなのは本のタイトルが似てるが内容が大違いのちくま学芸文庫から出てる『オイラーの贈物』です。誤記や説明不足が多いと酷評を受けるところもしばしばありますが、理系学部以外の人が読むには十分です。
でもとくにアフィリエイトとかしないので読みたかったら勝手に読んでください。
どうでもいいことですが僕が好きな数学者を5人挙げるとすればオイラー、カントール、ゲーデル、ラマヌジャン、チューリングです。あと名前が面白いからカラテオドリ。
どうでもいいことですね。
今日はアン罪さんと飲んできます。お互いの恥部を曝け出しながら過去へと旅立ってきます。当然記憶は全て封印。泥酔の席の事としてお茶を濁す感じで全てうやむやにします。店員さんや他の客に苦い顔をされても知ったことないです。文句があるなら死にますよもう。