武藤戦線 -日銀の戦い-

本を読んでいて気になるのが、自分の覚えている名称と違った表記で書かれている場合。とくに人の名前などは読みをどの国基準にするかで多少変わってくるので、表記が統一されていない場合はバラバラだったりして気持ちが悪い。たとえばフランスの人類学者アーノルド・ファン・ヘネップ(ベルギー生まれ)は「Arnold Van. Gennep」なので「ヴァン・ジェネップ」などと表記されることもたまにある。また、フランスの数学者集団ブルバキについても、「Nicolas Bourbaki」をニコラス・ブールバッキと読んだりする例もあったりする。発音を優先するか文字の読みを優先するかの違いだろう。
聞いた話だが、人名などは言語体系が近いと自国読みになり、遠いと現地読みになるらしい。つまり、我々は漢字文化圏なので中国人の人名は漢字として読み、アメリカ人の人名などは現地の発音を模倣して読む。現在はなるべく現地読みを尊重していく風潮だが、それでも曹操を「Cao Cao」、劉備を「Liu Bei」、孫権を「Sun Quan」、諸葛亮を「Zhu Ge Liang」と読んだりはしない。
逆に英語文化圏の人はアルファベットの文字列だと英語読みに直して読んでしまうそうだ。だからなんだとか言う人は帰ってください。

今日は久々に飲むかもしれません。飲まないかもしれません。メンツ次第?