くまの子見ていた赫連勃勃

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フランス書院脳の恐怖』J・K・ポールディング・著 吉田康平・訳 東海堂出版 2006年5月20日 297ページ

一日にオナニーを10回、それぞれ違う方法で試した男や、退職金をすべてエロゲーにつぎ込んだ男などの実例をふんだんに紹介しながら、フランス書院脳と呼ばれる症状について解説した本。おそらく世界初。
中2と30歳以上の童貞に多く発症することをつきとめた著者は、その行動よりも思考の類似性に着目し、「いつかモテモテになる妄想」を何の努力もしないのに持ち続ける妄想症状をフランス書院脳と名づけた。
まだ研究段階ではあるが興味深い事例も多く、とくに第3章から始まる健常者と高齢童貞者の脳波の違いなどの報告は面白い。
著者は過去に『包茎手術したのにモテない資本主義社会』や『結局ネカマだったけど付き合った回数に1カウントします』、『間違った童貞の捨て方』などの話題作を発表したが、近年、著者本人も童貞ではないかという疑惑が浮き上がり、議論を呼んでいる。