とっぱしゃ

宮崎学先生が死去とな!
つい最近『近代ヤクザ肯定論』読んだばかりなのに!

この本は「山口組が何故日本最大の組織になったか」を理論的に書いていて、それがそのまま組織論に応用できるように思えるほど。
実際のところはどうか分からないけど面白かった。

もともとは鈴木智彦先生の本から、溝口敦先生に行き、宮崎先生を読むようになったわけだが、別段俺はヤクザものが好きなわけではない(´_ゝ`)

仁義なき戦い』も全部視たが、ヤクザ映画が好きなわけでもない(´_ゝ`)

社会の仕組みとして、そういう人たちの「層」がどう生まれてどう動いているかに興味があるのだ。
そういう意味で、宮崎学先生の本は俺の期待にかなり応えてくれた。

あと、反共抜刀隊のあたりのくだりで永田雅一(大映の社長だった人)の名が出ていて、「あ、安部譲二が永田プロデューサーのおじいさんに返しきれない恩があるって言ってたのは、この前後に何かあったんだな」と思って感慨深かった。

永田プロデューサーというのは伊集院光さんのラジオの昔のスタッフで、その関係から安部譲二さんに無茶なことをやらせて番組を盛り上げていた。
懐かしい(´_ゝ`)

とにもかくにも、宮崎先生の冥福をお祈りいたします。