朴念仁バックファイア

真面目な話。
「休みたいならやめればいい」と会見で述べたとされる日本電産永守重信社長の発言がネットを中心に批判を浴びているらしい(日本電産はこの発言自体を苦し紛れな言い訳で否定)。
たしかに永守社長の発言は経営者として迂闊だったとは思うが、批判する側の言い分もはっきりいってお粗末な気がする。
「会社は儲かればそれでいいのか?」的な批判をしていたりするが、こういう人は会社を学校かなにかと勘違いしているのではないだろうか?儲けを追求するのが企業体として当然な訳で、それが納得できないなら別の会社なり組織に移ればいいだけのこと。
なんだか批判している側の人たちは労組も含めて共産主義の臭いがして気持ちが悪い。私が公務員が大嫌いな理由もそこにあるのだが、組織に隷属することで自分を守ろうとするくせに、その組織自体を攻撃するような矛盾が感じられて甚だ論理一貫性に欠ける気がする。
「良禽は木を択ぶ」ともいうし、社長の言葉どおり嫌なら辞めればいいだけのことで、その後は自分の望む待遇を与えてくれる会社に移るなり自分で会社を興すなりすればよろしい。

ただ休み自体は当然必要だし、効率を考えれば適度な休息は理論的にも理に適っている。それにやはり感情的な批判を惹起させるような発言はやはり一経営者がすべきものではない。だから彼の発言内容ではなく、そういう迂闊な発言をした(と受け取られる)ということに関しては批判されるべきだとは思う。結局、今の日本の社会の大多数が被雇用の労働者な訳でああなんかもう飽きてきたオナニーして寝ます。