はじゅんちゃん

ケンブリッジ式 経済学ユーザーズガイド』という本を読んだ(´_ゝ`)

副題というか、むしろ本の表紙には「経済学ユーザーズガイド―経済学の95%はただの常識にすぎない」とデカデカとあるので、こっちが本題かと思ってたわ。

内容的には近現代の経済学についての概観。

「経済学学」って感じ。
((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

いまの経済学そのものの状況というか問題点なんかを分かりやすく書いてあるので面白く読めた。

とくに良かったのは、経済学のそれぞれの学派について説明されていること。

あくまで理論的支柱によって派閥分けされているので、グループとして分けられているシカゴ学派なんかは解説されてない。

また、ニューディール政策が景気回復に寄与していないっていうのをどこかで読んで、その論拠を探していたのだが、この本にも分かりやすく書かれてた。
そもそも景気刺激策ですらなかった(´_ゝ`)

あと、経済学そのものの定義は、ライオネル・ロビンズの『経済学の本質と意義』に依拠している。
そこでは「経済学は、人間行動を、目的と、希少な汎用的手段との関係として研究する科学」と定義されているらしい。

つまり、他の学問とは違い、経済学は「手段」を研究する分野なわけだ。

そりゃ、百家も争鳴するわな(´_ゝ`)

あと翻訳が凄いのか原著が凄いのかは分からないが、非常に読みやすかった。

なので400ページ以上あるけどすぐ読める。
難しくない話を小難しく書く連中は見習ってほしい(´_ゝ`)