『麻薬と人間』という本を読んだ(´_ゝ`)
『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』の原作やね。
といっても、ビリー・ホリデイに関わる物語は第1部のみ。
大半は現代的な部分が占めている。
これを読むと、いまの麻薬政策が一面的すぎることが良く分かる。
アルコールを禁止した禁酒法時代にマフィアが力を持ったように、薬物を禁止することで闇の勢力が力を持つ構図は同じ。
それでも俺は合法化に賛成はできないけどね。
合法化と非犯罪化という言葉を明確に使い分けている点も、この著書の面白いところ。
とくに大麻合法化がなされたコロラド州とワシントン州が、それぞれの理念やビジョンがまったく異なっていたことはちょいと驚いた。
「当たり前」みたいになってる事が実は違うとか、人は短絡的に物事を捉えがちだとか、色々と学ばせてもらえた一冊だった。
良書といっていいと思う(´_ゝ`)