きぷちゃく

モンゴル帝国誕生』という本を読んだ(´_ゝ`)
チンギス・ハーン(本書ではチンギス・カン)がどうやって草原の覇者になったかを、アウラガ遺跡の視点から語ってく。

面白いのは、チンギス・ハーンがもともと草原の覇者になろうとしていたのではなく、遼や金、ケレイトなんかの周辺国とのパワーバランスによって否応なく戦いに巻き込まれていったという説が、当時の気温の変化などから説得力を以て解説されてる点だ。

その上で、モンゴル統一を果たした要因を『馬・鉄・道』にあると解いてる。

ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』を彷彿とさせるね。

あと、『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』にも気温と戦争の関係が書かれてて、より一層なるほどと思った。

まあモンゴルを語るなら『元朝秘史』くらい読んでおけって話でしょうが(´_ゝ`)

そういえば『世界史とつなげて学ぶ 中国全史』ではなぜか貝塚茂樹先生をこき下ろしていたなぁ。
貝塚先生は呼び捨てで、宮崎市定先生はちゃんと「先生」つけてた。

それにはちょっとびっくりした(´_ゝ`)