だうぃにずむ

『ルポ 人は科学が苦手』という本を読んだ(´_ゝ`)

新書はあまり読まなくなったけど、何となくタイトルに惹かれて買ってしまったが、大正解。

読みやすくて面白かった。

これは世界が混迷している原因を明らかにする良書。

とくに面白かったのが、「自分の信念と無関係の問題には科学リテラシーを発揮できる人も、信念に関わる問題になると発揮できない」というデータ。

頭がいいはずの人が、頭の悪い決断を下してしまう理由がよく分かった。

それと同時に、世界で起きている色々な問題も、科学だけじゃ解決できないんだなぁと暗澹たる気持ちにもなった。

正しいか正しくないかという問題は、結局受け取る側が人間である以上、本人の主観によって決まっちゃうわけで…

物語と違って、悪VS正義ではなく、正義VS正義の対立だから、世界の問題は難しい。

主にアメリカの事例を中心に書かれてるけど、日本も同じだろうね(´_ゝ`)