じなこらだ

ニューヨークタイムズの数学』を読んだ(´_ゝ`)

先に結論からいうと、とくに得るものはなかったかな。

8割がた知ってることだったし、なによりも新聞記事を集めたものなので「狭く浅い」という印象がぬぐえない。

想定読者が一般の人々ってことだし仕方ないかもしれないけど、「数学」について書かれているのではなく、「数学の話題」について書かれた本ってことを認識しておかないとかなりガッカリするかも。

数式もほとんど出てこないしね。
あと同じ話題の繰り返しも多い。

第7章の「数学者とその世界」のいくつかの記事は面白かったけど。
でもこの辺りの人物紹介はネットで探せば出てくるから、この章のためだけに買うにはちょっと高すぎるかな。

それにコンウェイ博士について書かれてるのにライフ・ゲームに一言も触れてないのはちょっと不満(´_ゝ`)

関係ない話だけど、ライフゲームJavaScriptで実装する動画をYoutubeで視たときに、何気なく読んだコメント欄に「コンウェイ博士がコロナで亡くなった」という文を見つけてショックだった。

とにもかくにも、数学については普通に数学について書かれてる本を読む方が得るものは多いね。

でも『150年前の科学誌「NATURE」には何が書かれていたのか』は読みたい(´_ゝ`)