でぼうぷす

Googleのソフトウェアエンジニアリング』を読んだ(´_ゝ`)

プログラミングとソフトウエアエンジニアリングの根本的な違いが良く分かる。

基本的には良書といっていいのだが、オライリー書籍によくあるパターンとして、翻訳が読みにくい。

もともとの文章がそうなのか訳者が悪いのかはわからんが、読みにくいせいで初学者をバッサリ切り捨てちゃってる。

内容がいい分、非常にもったいない。

例として挙げておくと…

「忠実性を可視化するために、環境の面から可視化する方法がある(P.326)」

「人気のあるOSSパッケージは公開の場とプライベートな場の双方で人気がある(P.522)」

といったような、感感俺俺っぽい文章がわりと多く、そのたびに「ん?」と思って読むスピードが一瞬落ちる。

英語は動詞によっては必ず目的語が必要な言語なので、その構成上おなじ言葉が重複してしまうのは仕方がない。
でもっておそらく、それをそのまま機械翻訳しちゃったんじゃないかと思う。

機械翻訳のレベルも上がってきてるから、こうした読みにくい訳書はだんだんと淘汰されていくとは思うが…もう少しなんとかならんかとオライリー書籍を読むたびに感じる。

まあ英語の原著をそのまま読めばいいんだけどね(´_ゝ`)
そして実際、無料でPDFをダウンロードできるやつも結構あるので、わりと読めるものは読んではいる。

ともかく…
読みにくさで☆をひとつ減らしても、それでも☆4はある本なので、ソフトウエアエンジニアリングの全体像を知りたい人は一読しておいて損はないかな。