てとろっく

『超予測力』を読んだ(´_ゝ`)
前にもこのブログで触れたことがあるが、あのときはまだ途中だったので。

『ファスト&スロー』とともに、いろいろな書籍とかで引用されているため、そのエッセンスだけ一人歩きしちゃってる本。

経済学者やアナリスト、政治学者などの予測が当てにならない(チンパンジーがダーツ投げる程度)ってことで人口に膾炙してるが、それが「なぜ」なのかまでちゃんと書かれてる。

んで予想通り、物事を確率的・統計的に視れる人間の予測能力が高いってことが書かれてた。

ベイズ統計学を知らなくても、予測能力の高い人の思考方法はベイズ的だという。
至極当たり前だよね。

でもって、専門家の予測が外れるのも、考え方が「信念」になってしまっている場合があるからだとか。
これも色々な研究結果で示されているよね。

あと、フェルミ推定についても、単なる仮説を立てるんじゃなくて「知り得ること」と「知り得ないこと」に問題を切り分けるための方法だということが書かれてる。
数学ができない人がフェルミ推定しても意味がないということやね(´_ゝ`)

政治家や官僚全員に読んでもらいたい本だね。
でも逆に専門家は予測を外しても名声が落ちる事はないみたいだし、むしろ悪用されちゃうかも。