『異端の統計学 ベイズ』ようやく読み終わった(´_ゝ`)
600ページくらいあるけど、わりとスムーズに読めたかな。
まあ、ベイズについて書かれてる本というよりは、ベイズにまつわる統計学の歴史なので、数式はほとんど出てこない。
ベイズについて多少なりとも知識があれば、躓くことなく最後まで読める。
逆に知識がまったくないと、事前確率とか共役とか確率分布なんかでちょっと躓くかも。
ラプラスのくだりはE.T.ベルの『数学をつくった人びと』を読んでおくと対比が面白い。
あとフィッシャーやネイマン、ピアソン親子なんかの、「正統な」統計学の歴史として『統計学を拓いた異才たち』を読んでるとさらに分かりやすいと思う。
この本自体はちょっと読みにくかった記憶があるけど。
チューリングの対エニグマのくだりも書かれてるので、サイモン・シンの『暗号解読』も読んでおくといいかも。
どれも数式がほとんど出てこない数学史というかドキュメンタリーというか人物伝という感じだけどね。
BUGSという統計ソフトが出てくるのだが、それがのちにStanになってるのはなんだか感慨深い。
Stanについては書かれてないけど、PyStanを使ったときに久々にC++のコード書いて楽しかった思い出があるので、なんか歴史が今に繋がってるのを実感できたなぁ、と。
結論として、面白く読めたので大変満足です(´_ゝ`)
さーて、PyMCつかって頑張ってベイズ推論の実装するぞー(´_ゝ`)