『確率思考の戦略論』という本を読んでたら、ディリクレ分布のことを「デリシュレー分布」と表記してあって「ん?」と思った(´_ゝ`)
Dirichletなのでデリシュレーとも読めるが、ディリクレはディリクレじゃないのか??と強く違和感が。
ただ、ドイツ語で読んだらもしかしたらデリシュレーが正しいのかもと思いWikipediaを調べてみたら、「ルジューヌ・ディリクレ」の名前の由来が"le jeune de Richelet" = "リシュレの若君" なんだと。
ディリクレと表記しつつも、デリシュレーもありなのかもしれない。
そういえばフランスの文化人類学者のアルノルト・ファン・ヘネップも、Arnold van Gennepを「アーノルド・ヴァン・ジェネップ」と読むのもあった。
これはオランダ語、フランス語、ドイツ語読みそれぞれがあって結構混乱する。
んで実際の発音はどうかと「Dirichlet」でYoutubeを検索。
デリシュレーの方がやや多いけど、ディリクレと発音してる動画もいくつかあった。
思うに、日本の教育のうち、英語だけでなくほとんどの科目で固有名詞の扱いがぞんざい過ぎるんじゃないかと思う。
上記でもオランダ語って違和感なく使っちゃってるけど、たぶんオランダ人にとっては「なんだお前」って話だよね。
Nederlandっていえよと。
三国志とか春秋戦国とか、中国の歴史上の人物も日本語読み。
現地の人からしてみたら、「誰だよもうたくとうって」ってなるよね。
一方でソ連とか社会主義の連中はなぜかペンネームをそのまま採用してるし。
レーニンとかスターリンとかトロツキーとか。
昔の政治家の名前の中途半端な有職読みとかもね(これはちょい違うか)。
細かいことだけど、グローバルとか言い出すなら固有名詞は正しく読んで正しく発音できるようにしとかんとな(´_ゝ`)