ぴんくぼん

『世界で最も美しい問題解決法』という本を読んだ(´_ゝ`)

内容はカーネマンの『ファスト&スロー』読んでれば敢えて読む必要はないかな。

著者のリチャード・E・ニスベットは『木を見る西洋人 森を見る東洋人』でそれなりの評価を得ているから、文章が読みにくいのは翻訳のせいかも。

持って回った言い方ばかりで分かりにくい。
あとタイトルがちょっとセンスない。
なんだか全体的に「もったいない」本。

ティーヴン・レヴィットをこき下ろしているのは笑った。
でも『ヤバい経済学』を経済学の本として読む人はいないと思うよ(´_ゝ`)

あまりにジャーナリスティックに過ぎるのは、読んだ人間全員が分かるわけだし。

欲を言えば、もう少し統計学や重回帰について、ちゃんと数式を入れて解説して欲しかったかなぁ。

数式入れると日本ではビジネス書は売れなくなるらしいけど。
日本のビジネスマンのレベルの低さが如実に表れておりますな(´_ゝ`)

でも「日本人がなぜ年齢が上がっても賢くならないか」の説明は面白かった。

実際、日本人は加齢とともに頭悪くなっていくからねぇ(それを認めないのが老害になる)。

とくに自然科学分野のリテラシーは、他の国では上がってくのに、日本人は下がってく傾向にあるというのが証明されちゃってるし。

頭悪い人たちが、頭悪いことを自覚しないまま沈んでいく国、日本(´_ゝ`)バンザイ