ばるねらぶる

『情報セキュリティの敗北史』を読んだ(´_ゝ`)
めっちゃ面白い。

著者は世界的投資銀行の幹部ってあるけど、後書きからしモルガンスタンレー
やっぱこれクラスの人だと頭のレベルもずば抜けてるね。

一般向けの本なので専門的ではないが、本質的ではある。
情報セキュリティに関わる人は、初心者から上級者まで全員が読むべき一冊だと思う(´_ゝ`)

なにより関心するのが、参考文献と註だけで80ページもあること。
学術論文なみの厳密さを以て自説を展開していくのはほんとスゴイ。

投資銀行の幹部としての職務を遂行しながらこれだけのものを書けちゃうって、マジでどういう脳みそしてるんだか(´_ゝ`)

それにしてもこれを読むと、セキュリティへの考え方がかなり変わる。

少なくとも「ハッカーをセキュリティ側が雇う」ようなことは無批判に受け入れるべきではないことが分かる。

そしてやっぱり情報セキュリティの分野に限らず、学び続けないとアカンということやね。
とくに著者は歴史を学ぶことの重要性を説いているが、AIが台頭してきているからこそより説得力を持って受け止められるね。

愚者は経験からしか学べず、賢者は歴史から学ぶのだ(´_ゝ`)