たぶん、これ清の時代をある程度知ってないとダメなやつ。
清の歴史そのものよりも、文化とか思想に偏り過ぎてる。
清末の動乱についてもほとんど触れてない。
辛亥革命くらいまで書かれているものと思ってたから、ちょい物足りなかったかなぁ。
なぜか太平天国にやや好意的でもあるし。
これが書かれた当時としては、清末のことなんて「最近のことだからわざわざ書くまでもないっしょ」って事だったんかね(´_ゝ`)
近現代に近いから、資料的なものはいくらでもあるから独自の切り口を出版社側が欲しがったのかもしれんぬ。
もうちょい包括的な感じなのかなぁと思ってた。
著者の歴史観も随所に書かれてるし、普通に歴史を知りたいだけの人には向かないね(´_ゝ`)