一連の騒動の結果、結局OpenAIのCEOに戻ることになったサム・アルトマン。
実際に内部で何が起きたのかはわからないが、取締役会側が稚拙だったことは間違いないだろう。
見事なクーデター失敗。
まさか「サム・アルトマンが辞めるなら、俺たちも辞める」と言い出す従業員が9割りを超えるとは。
日本の社長で、それだけの人望ある人いるかね?(´_ゝ`)
しかもアルトマン、解任から復帰までのあいだ、恨み言をいったり愚痴をいったり他者を攻撃したりしなかったから、今回の騒動で一層株を上げたよね。
あとサティア・ナディラもかなりOpenAIに対しての発言力を増したんじゃないかな。
アルトマンを始め、700人の技術者全員を受け入れるつもりでいたようだが、これは1円もかからずOpenAIを買収できちゃうようなもので、そりゃMSの株価も上がるわな(´_ゝ`)
さらにOpenAIの新取締役会にサマーズ元財務長官が加わるとか、政界との結びつきが強固になるのは間違いない。
クリントン政権のときに俺は大学生だったので、この若い財務長官のことは覚えてる。
というか今調べたら、今の俺と同い年(45歳)で財務長官になってるわ。
すげぇ(´_ゝ`)
ローレンス・サマーズは経済学者としてアカデミックな方面にも知り合いが多数いるから、そっちの意味でも強力な援軍になりそうだ。
それにしても今回の騒動の負け側の中心人物のひとりであるイリヤ・サツキーバー…ある分野で天才であっても、すべての行動に天才的な判断を下すことができないといういい例だよね。
レックス・フリードマンとの対談動画とか視てた限り、こんな幼稚なクーデターを起こすタイプには見えなかったけど(´_ゝ`)
何があったかはやがて全て明らかになるとは思うが、今一番気になってるのは彼の去就。
やらかしてしまったのは咎められるべき部分もあるが、天才であることは間違いないので、このままその才能が消えていくのは惜しいなあと思う。