ぱわあんぷろぐれす

PIVOTというYoutubeチャンネルで、ダロン・アセモグル教授が出てた(´_ゝ`)

俺はこの人の『国家はなぜ衰退するのか』が大好きなので、非常に興味深く話を聞けた。

テクノロジーは自動的に人を幸福にしない、とか諸々。

最近、ドワンゴの川上さんが、産業革命以降の機械化の富をどう分配するかで社会主義運動が台頭してきたように、AIが生み出す富をどう分配するかの新しい社会主義の流れが生まれるかもしれないって言ってたのと、ちょっと似ているかな。

頭のいい人の考えることは随分と先を見通していて面白い。

まあ、アセモグル教授が「ChatGPTは過大評価されている」と言っていたのには同意できないけど。
過大評価しているのはむしろAIを良く分かっていない側、使っていない側なんじゃないかな、と。

PCが普及しだした頃やインターネットが広がり始めた頃と同じだよね。
どっぷり浸かっている(使っている)人たちは過小評価も過大評価もしてなかった。

それぞれの「できること」のうち、自分に合った使い方をしていただけで。

この辺は経済学者の知見と、技術者側の知見では評価は異なるのは当たり前かなとは思うけど。

あとコメント欄に「ノーベル賞候補って肩書になるのか?」みたいなのがあるが、ダロン・アセモグル教授が候補といわれるのは、他の「ちょっと頭のいい」学者たちを祭り上げているような根拠のない話ではない。

なぜなら2005年にベイツ・クラークメダルを受賞しているからだ。

受賞者のうち、およそ3割がのちにノーベル経済学賞を受賞しているこの賞に名前を連ねている人たちは、文字通り「ノーベル賞候補」と言っていい。

まあ、ノーベル経済学賞そのものが、ちょっと政治的な色合いが強いので、実際にもらえるかどうかは「運」の要素も強いわけだけど(´_ゝ`)