宮崎市定先生の『九品官人法の研究』を読んでいるのだが、ところどころ旧式の漢字の使い方をしているのでちょっと大変(´_ゝ`)
簡単な漢字でも、今は使われない書き方されるとさっぱり読めない。
「考う」って読める方が少ないんじゃないかね。
「こうがう」と読み、「前例や習慣などに照らし合わせて考える」という意味がある。
また、「忽」の文字が色々な意味で結構な頻度で使われてる。
「忽せ(ゆるがせ:おろそかにすること)」
「忽々(こつこつ:がっかりしたさま)」
「忽ち(たちまち)」←これは今も使うが。
これまで宮崎先生の本は何冊か読んできたが、一番簡単だったのが『科挙:中国の試験地獄』。
これは新書で出すにあたり一般向けにだいぶ平易にしたものだと思う。
『雍正帝』も読みやすく面白かったな。
あと河出書房のやつとか中公文庫のやつかのシリーズもののなかのひとつの場合は難しくなかった。
逆に『中国に学ぶ』はエッセイ集なのにちょい難しくて、史記を列伝・本紀だけじゃなく世家や表・書にまで目を通してないと消化不良を起こすと思う。
とりあえず俺の中で第三次(嘘)宮崎先生ブームがきてるので、持ってない著書は見つけ次第買うつもり。
読んでると教養に接してるような気分が味わえて素敵(´_ゝ`)