だくわす

ちょっと前に流行ったビジネス書とかは、BOOKOFFで安く買えるのでわりと読んでたりする俺です(´_ゝ`)

一般向けビジネス書は基本的に内容が薄いので早く読めるしね。
ラノベ感覚。

最近だと『やり抜く力 GRIT(グリット)』を読んでみた。

ほとんどの人が、読む前に「こんな感じだろう」と予想した通りのことが書いてある本。
なのでレビューとか読めば、この本を読まなくても内容は分かると思う。

ただ、気になったのが「学術的な話と個人的なエピソードがごっちゃになってるが、これ『科学的に正しい』と勘違いしちゃう人増えちゃわないか?」という点。

裏が取れてるものと取れてない話がごっちゃになって語られてる。

たとえば、ウォーレン・バフェットが「やりたいことを20個リストにして、優先順位を決め、上位5個以外は『やらないことリスト』にいれる」ということをさも彼が実践しているように書いているが、これは事実がどうか疑わしい。

少なくとも、『サードドア』の著者がバークシャー・ハサウェイ株主総会で本人に確認したときに「なにそれ?」みたいにあしらわれてる。

もっともらしい事が、学術的な話のあいだにサンドイッチされてると、その説得力も相まって事実だと誤認してしまうのは人間の認識力では当然のこと。

「ビジネス書はラノベみたいなもの」と割り切って読んでる人ならいいけど、書かれているものを容易に信じちゃう人にとってはちょい危険だよね(´_ゝ`)