えすてぃまんど

『因果推論の科学』を読んだ(´_ゝ`)
松尾豊先生が解説を書いてるってことで手に取ったのだが、読みやすくて面白い。

600ページくらいあるが、スラスラ読める。
もっとも、一般向けにかなり内容を平易にしちゃってるけど。

より具体的な計算とか数学的な厳密な証明なんかはカットされてるので、そういった部分を確認したい人は『確率的グラフィカルモデル』とかの本を参考にするといいと思う。

『確率的グラフィカルモデル』は2016年とやや古いが、ダイアグラムの章の引用元に、この『因果推論の科学』の著者のジューディア・パールの名前があるので合わせて読むのには適してる。

まあ実践的に使いたい場合は『確率的~』だけでもいいかな。

とりあえず、因果関係と相関関係をごっちゃにしてる人は全員読んで欲しい。

とくに経済学者とか経済アナリストとかの人たち。
「政府支出を増やせば景気は回復する」とかをさも因果関係があるかのように主張してる人たちに読んでもらって、その上でもう一度考えてもらいたい(´_ゝ`)

これからは因果関係に関する本もだんだん増えてきそうやね。