『ハリエット』という映画を視た(´_ゝ`)
奴隷解放のお話。
実在した黒人女性の半生を描いた作品。
結局のところ、作品中でハリエットが生まれながらの自由身分の黒人に言う「あなたたちには奴隷であるということは分からない」という言葉に集約されているだろうね。
どれだけ悲惨だったかを作品として描いても、虐げられていた人たちの本当の気持ちはわからない。
でもこういう作品は作り続けないといけないよね。
分からなくても理解しようとする態度は必要だと思う。
少なくとも、我々日本人は差別に対して無知すぎるがゆえの幼稚さを指摘されているわけだし。
奴隷が逃亡しまくった荘園主の白人の奥さんが「私たちだって被害者なのよ!」と叫ぶシーン視ると、視野の狭さや固定観念がいかに恐ろしいかが分かる。
彼らには奴隷制度が悪だという認識はこれっぽっちもなかったんだろうなぁ(´_ゝ`)
先のオリンピックで、バッハさんが「アジア人がいくら死のうが俺たちの運動会の方が大事」という態度をあからさまに出していたけど、彼はアジア人を差別している認識は微塵もなかったと思う。
無意識のうちに見下していただけで。
だからこそ差別問題って根深いんだよね。
映画なので表面的な部分しか描かれていないと思うけど、多くの人が視て、色々と考えるきっかけになればいいと思う。