らうすぽうる

ペンローズ・タイリングが量子誤り訂正に応用できるっていう研究がニュースになってたが、コメントを視る限り理解できている人は少ないっぽい(´_ゝ`)

ニュース記事として、こういう専門的な話を分かりやすく伝えるのって難しいよね。
そもそも読者がどこまで分かっているかっていう前提を定めるのも難しい。

量子コンピュータのことは分かってるのか?
符号理論は?
ペンローズが誰か知ってるの?
…などなど。

興味を持つ人はある程度は分かっているんだろうけど、それでもシャノンの符号理論をちゃんと学んだ人は少ないはず。

ちくまの文庫で『通信の数学的理論』というのが出てるが、確率統計と重積分が分かってないと読みこなすのはキツイと思う。
前半のワレン・ウィーバーの解説すら難しいかと。

一般の人は驚くほど自然科学や数学に関する知識がないが、これは日本だけの傾向みたい。
年齢が上がるほど数学のリテラシーが上がっていくというのが日本以外の傾向。
不思議だよね(´_ゝ`)

ちなみにロジャー・ペンローズは、大学生の頃に『皇帝の新しい心』を読んではいたが、実はその前に量子脳論の特集をとある科学ムック本で読んで知った。
少しトンデモ扱いされてたなぁ。

でも色々な実績とか、のちにノーベル賞を受賞したりとか、こうしてペンローズ・タイルが再び脚光を浴びたりとか、やっぱり並々ならぬ天才ではあるのよね。

もちろんレックス・フリードマンとの対談動画も視た(´_ゝ`)
もう92歳らしいけど、長生きして欲しいね。