ぴゅりつあ

『探求―エネルギーの世紀』を読んだ(´_ゝ`)
ダニエル・ヤーギンの。

上下巻あわせると800ページを超えるので読みごたえはかなりのもの。

日本語版の出版が2012年なので、書かれたのはさらに前だけど、今読んでもまったく古さを感じさせない。

というか、たぶんエネルギーの問題はこの先10年経ってもあまり変わらないのかもしれない。

「持続性は、現在、社会の基本的な価値観になっている」という一文があるけど、SDGsとかここ最近もてはやされるよりもはるか前にこう断定しているのは炯眼というか、一般的なメディアが遅れすぎというべきか。

真鍋叔郎先生とかも取り上げられてるし、「今年出た本だよ」と言われても信じちゃう人多いかもしれん。
電気自動車のところ以外。

電気自動車に関しては、予想よりも進歩が速かったんだなぁ、とこの本を読むと分かるね。

そして資源国じゃない日本が、エネルギー政策においてもやっぱりダメダメなのが分かる。
なんで日本の政治家ってまともな仕事しないんだろうか…(´_ゝ`)

ロシアとウクライナのパイプラインについても書かれてて、その観点から今のウクライナ侵攻をみると、少し違った視点で捉えることもできる。

とにかく色々な意味で示唆に富む本だった(´_ゝ`)