えぷすたいん

『RANGE<レンジ>』を読んだ(´_ゝ`)

めっさ面白い。
というか、俺が常々思ってたことが見事に言語化されてて、読んでて気分がいい。

まあ、しばらく前から「エンジニアはT型人材にならんとアカンよ」みたいな風潮はあったけど。

「後れを取ったと思わないこと」という、著者のアドバイスも本書の最後に書かれているからこそ大きな意味を持つね。

実際その通りだと思う。
大器晩成という言葉があるのに、多くの人はなぜか早熟なことを望むし持てはやすよね。

二足の草鞋を履くのも嫌がられるけど、これからの時代、リスクヘッジの意味も込めて二足でも三足でも履いておくべきなんじゃないかなと。

オックスフォードとか一流大学は教授たちが午後のお茶会で学際的な討論をするらしく、彼らが素晴らしい業績を上げるのは、たんに彼らの頭脳が飛び抜けて優秀というだけではないのだろう。

シリコンバレーが発展したのも、企業を超えて自由闊達に議論する場があったからこそだし。

とりあえず文系理系論争みたいなくだらないことはやめて、人材について何か言いたい人は一読してみるがいいよ(´_ゝ`)

副題が「知識の「幅」が最強の武器になる」という、なんか安っぽい自己啓発本みたいなのであんまり売れてないのかもしれんが、もっと評価されていい本。

でも俺も「中室牧子=解説」がなかったら手に取ってなかったかも(´_ゝ`)

中室先生は『「学力」の経済学』の著者で、竹中平蔵の弟子の人ね。
教育経済学の分野ではかなり有名な方なので、テレビとかで視た人も多いのではなかろうか(´_ゝ`)