うるどぅー

いまでもよく「世界でもっとも話されている言語は?」みたいな話題が出たりするが、これについては結構意見が分かれるみたい。

高校1年のときの社会科の教師が「世界で一番話されている言語は中国語」と言っていたが、俺はいまだに納得がいってない。

ちょっとしたクイズ的な意味で「中国語」が正解になるのは許せるが、正確を期するならもっと厳格な定義が必要になると思う。

実際、世界のいろいろな統計でみても、1位を中国語にするところと英語にするところで結構分かれる。

俺としては中国語のなかに北京語も広東語も上海語も全部入れちゃうのはフェアじゃない気がするんだが。

それだったらインド語ってくくりでインドで話されている言語全部ぶっこめちゃうでしょ。

実際のところ、英語は方言の違いがあってもほぼ英語として通じるが、中国語の場合は方言というレベルでは片付けられないほど差異がありすぎて通じないわけで。

毛沢東の父親が10歳のとき、韶山村からひとつ峠を越えた村から3つ年上の娘と婚姻したが、このたった10キロだけしか離れていない2つの村の間でもほぼ言葉が通じなかったという。

さすがに今と当時では状況が違うから参考にもならんかもしれんが、言語特性上、インド・ヨーロッパ語族のような柔軟性はないのかもしれない。

ちなみに中国語はシナ・チベット語族
もしくはトランス・ヒマラヤ語族。