さーかす

『雇用、利子、お金の一般理論』を読んだ(´_ゝ`)
ケインズのやつね。

約1世紀も昔に書かれた超古典だが、まあ一応目を通しておくかと。
とはいえ訳者が山形浩生さんじゃなかったら手に取ってなかったと思うけど。

とりあえず560ページほどあるこの本を読んで思ったのが…
わかりにくい!
読みにくい!

そりゃ解説本の方が売れるわ(´_ゝ`)

読みにくいのは訳のせいではなく、ケインズ自体が文章がヘタなのと、時代的なものも含めた前提知識が多分足りてないせいだと思う。

まず、リカードやマルラス、ミルやワルラスピグー、セイ、マーシャルなどなどの20世紀初頭以前の経済学者たちの理論を知っておく必要がある。

それらを敷衍したりあるいは反駁しつつ書を進めているので、それらの前提知識が不足しているとそれだけで消化不良を起こす。

また、後書きにもあったが、そもそも用語が今と違うので、それも混乱のもとになってる。
当時の統計データの信頼性を考えると色々と考慮しなきゃならん部分も多かったのは分かるけど。

限界●●とか有効〇〇みたいな、経済学に特有の言い回しに慣れてないとキツイと思う。
これは本書に限らずだけど。

とりあえず一読しておいたが、なにひとつ理解はしていないので、そのうちもう少し経済学を理解したら読みなおすかも。
原文の方を読んでみてもいいかもしれない。

そんな日は永遠に来ない可能性が高いが。