じゃおぴん

『中国の歴史11 巨龍の胎動』を読んだ(´_ゝ`)
講談社学術文庫になってるが、俺が読んだのは文庫版じゃなくてハードカバー版ね。

副題が「毛沢東 VS 鄧小平」とあるように、基本的に両者が主軸となって革命期の中国の歴史が書かれている。

最後の方は現代中国について著者の意見とか体験が語れているが、2004年の本なのでいかんせん古い。
とはいえ、20年経って変わることと変わらないことが浮き彫りになっているのでその点もちょっと面白い。

文庫版は2021年に改訂版が出てるっぽいので、機会があったら読みなおしてもいいかもしれない。

内容的には共産党の20世紀をほぼ網羅しているといっていいと思う。
かなり細かいことまで書かれているので、流し読みしつつ興味のある部分だけ読み込んでいけばいいかと。

これを読むと毛沢東、鄧小平、周恩来三者三様の「傑物さ」が理解できる。
それぞれに歴史の流れのなかで役割を果たしてきたんだなぁ、と。

とりあえず『マオ―誰も知らなかった毛沢東』『鄧小平秘録』『周恩来秘録』のそれぞれ各上下巻も手に入れたので、順次読んでいきやす(´_ゝ`)