『アルテミス』を読んだ(´_ゝ`)
アンディ・ウィアーの作品。
『火星の人』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだならこれも読まんとアカンでしょうと思って読んだが…上記2作品に比べるとやや凡作かなぁ。
スケールが小さいというかなんというか。
面白さは一定基準以上なんだけど、一番最初に『ヘイル・メアリー』を読んじゃったのがダメだったかも。
これがすごすぎるから、比べてしまうとどうしても劣っている印象が。
嫌いか好きかでいえば、そもそもが好物のクライムサスペンス(ケイパーもの)なので好きだし読みやすいんだけど、ガツンとくるものはないかな。
でも映画化したら絶対観に行きたい。
まだ作ってるのかなぁ。
続報ないけど。
個人的には主人公も含めて女性の活躍が多いのも、昨今のポリコレ汚染されたハリウッドにとって映画化しやすいポイントじゃないかとは思う。
ただしポリコレをゴリ押ししてるわけじゃないので、この作品を読んでるときに気になることはない。
好きなポイントは統治官が最後の方に言った、経済のライフサイクルの話
「最初は無法状態の資本主義。それが経済を阻害しはじめると、つぎにくるのが規制と法の施行と税金。そのあとは――公共の利益と社会保障。そして最後が支出過剰と破綻」
日本はとっくに破綻のフェーズに来てるのに、なまじ官僚やらの政治経済の上の方にいる人たちが頭良すぎてゾンビ化して生き延びちゃってるような気がしてきた。
なので破綻するときはとてつもない大混乱になるかもしれない。
それはアメリカも同じか。
アンディ・ウィアーがそういう意図で皮肉を込めたのかどうかは分からないけど。