ろすりんぐ

『FACT FULLNESS(ファクトフルネス)』を読んでみた(´_ゝ`)

まあ有名だから内容について今さらどうこう言う事もないんだけど、読んでおいて損はない一冊だね。

むかし養老孟司先生が、「人は変わるけど情報は変わらない」ってことを言ってた。

たとえば俺がこのブログで書いたことを、10年も20年もあとになって読んだ人が、その情報をもとに「あいつは●●が好きなんだな」とか「あいつは××が嫌いなんだ」とか人と成り判断する可能性がある。
でも10年も20年も経てば、好みも変わるし考えも変わる。

そんなことは分かり切っていながら、「常識」になった考えはなかなか変えられない。
何十年も前の知識のまま、アップデートされずに思考を固定化してしまっている事はよくあることだ。

だから老害が生まれるんだろうね(´_ゝ`)

ところで本書においてはデータ的な部分では驚かされることは多かったけど、論理展開としてはむしろ馴染みがあった。

それも合点。
参考文献に挙げられている本のうち、7割近くをすでに読んでたから。

こういう本で割と引用されるのがダニエル・カーネマンやダン・アリエリー、フィリップ・テトロックで、最近読んだ『シグナル&ノイズ』とかでも名が挙がってた。

んで割と珍しいなと思ったのがジョーダン・エレンバーグの『データを正しく見るための数学的思考』。
これを参考にしたと書かれてたが、一年ちょい前くらいに読んでこのブログでも書いてた(´_ゝ`)

参考文献一覧に、自分が読んだことがある本が並んでると嬉しいよね。